もなかちゃん、旅立ちました
今日の大阪は雨です。
といっても、明け方激しく降っていた雨は今はやみ、今は少し晴れ間が見え始めました。
さて、今日は悲しいお知らせをお伝えしなくてはいけません。
ちょっちゃんこと、もなかちゃんが、16日旅立ちました。
昨夜、お知らせをいただきました。
1日突然倒れ、入院治療、退院後も体調不良が続き、16日再び病院で倒れて意識不明のまま、ご家族が見守る中の旅だちだったとのことです。
認知症が進んでいたものの、ごはんが大好きな食いしん坊で、元気に過ごしていたとのこと。
それだけに、ご家族にとっては突然のお別れだったとのこと。
通信の最後は、6年間 幸せな時間を過ごせたこと、もなかちゃんと沢山の思い出ができたことが書かれてあり、お礼の言葉で結ばれていました。
もなかちゃんは、チームが設立して第1号の卒業犬です。
私達が右も左もわからない状態で、チームを立ち上げて半月ほど経った頃、本当にこんな状態で、チームの子をほしいと言ってくださる方がいるのか、大丈夫なのか・・・・そんな不安でいっぱいの中、手を挙げてくださったのが、もなかちゃんのお母さんでした。
もなかちゃんのお母さんは岡山に在住で、当時、わんこレスキュー隊の預かりさんをされていました。
そんな中で他所の子に手を挙げるのがいいのかどうかわからないけれど・・・と遠慮がちに、でも、「ペキニーズが好きだから」とおっしゃって、候補は、本当はもう一匹いたのですが、でも、もなかちゃんが一番状態がわるそうだから・・・と、迷わず、もなかちゃんの譲渡を希望してくださいました。
私たちも初めての巣立ち、そして、手探り状態の中、本当にもなかちゃんは、連れて来てみれば目はカビカビだし、その状態の悪さに、すごくショックを受けたのを覚えています。
それでも、お会いしたもなかちゃんのお母さんは、もなかちゃんをだっこすると、全身丁寧にさわり、ここがこう、あそこがこう・・・と一瞬にして、いろいろな体の状態を言われ、「大丈夫ですよ」と笑顔でもなかちゃんを連れて帰ってくださいました。
その後、もなかちゃんが抱えている体調の不良な点などを病院でみてもらい、きちんと知らせてくださって、そのうえで、いろいろケアしてくださり、きれいになったもなかちゃんの写真を送ってくださいました。
それを見た時、「わんこのシンデレラストーリーやね」と、そうつぶやいたほど、きれいにかわいくなっていて、その姿に、たくさんの勇気と、私達が進む力をもらいました。
その後、岡山で手を挙げてくださったランゼちゃんのお母さんが、もなかちゃんのお母さんを訪ねて、わんこレスキューのお手伝いをされることになり、そこからまた、チームとわんこレスキューさんのご縁も生まれました。
もなかちゃんのお母さん、もなかちゃんがいたから、今の私達があると言っても過言ではありません。
その後、いろいろな方に助けられ、優しい里親さんに繋がって行ったのですが、もなかちゃんのおかあさん、もなかちゃんには、本当にお礼を言ってもいいたりないです。
あれから6年。
もなかちゃんは10歳で巣立ったのに、6年間、がんばってかわいい姿を見せてくれました。
一度岡山のわんレスさんを訪ねた時におかあさんがもなかちゃんを連れて、会いにきてくださったことも鮮明に覚えています。
本当にうれしかった。
巣立ったのは2月27日でした。
そして、同じ2月に旅立ち。
いろんな思いが胸をよぎります。
もなかちゃんのお母さん、本当にいろいろありがとうございました。
どんなに感謝しても感謝しつくせません。
そして、もなかちゃん、最期の瞬間まで、6年間、楽しかったね、幸せだったね。
生まれて来てくれて、ありがとう。
そして、私達と出会ってくれてありがとう。
いつかまた、会おうね。
悲しいご報告ではありますが、もなかちゃんのご報告とさせていただきます。